全地連 日本ってどんな国シリーズ

(一社)全国地質調査業協会連合会が作成した以下の教材用資料は,出典を明記することにより,どなたでも自由にご利用できます。

日本ってどんな国シリーズ-12

 地図は、どんなものがどこにあるのかを、一目(ひとめ)でわかるように作られています。皆さんの生活になくてはならない道具の一つですね。文字よりも先に、人類のコミュニケーションの手段として、使われてきたとされています。今回はそのような地図から、いろいろなことを学んでみましょう。  

-中略-
 ●身近な地図
  地図は、毎日の生活の中でよく 目にします。テレビの天気予報で は、日本地図の上に各地の天気 を表しています。出かけた時には 町の案内図が、電車やバスを利 用するときには路線図が役に立 ちます。また、観光ガイドやゲー ムなどにも使われています。

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日本ってどんな国シリーズ-11
 

 最近、日本列島は、立て続けに大きな地震に見舞われました。2011年3月には東北地方
太平洋沖地震が、2016年4月には熊本地震が発生し、大きな被害を国民生活に与たえました。また、大きな被害を与えないまでも、比較的大きな揺れを伴う地震が、毎年何回も発生しています。さらに、南海トラフの地震や首都直下地震の危険も、心配されています。

 なぜ、日本列島にはこんなに地震が多いのでしょうか。
この小冊子では、地震についての基礎知識、地震による被害、地震の調べ方、そして、地震から身を守る方法について、取りまとめました。

 それでは、一緒に勉強していきましょう。

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日本ってどんな国シリーズ-10

 みなさんは、粘土(ねんど)というと何を思い浮かべるでしょうか。 幼いころの泥んこ遊びや泥団子作り、図工の時間の粘土細工、あるいは縄文式(じょうもんしき)土器や瀬戸物のような焼き物でしょうか。
 後でお話ししますが、実は粘土細工で使った紙粘土は粘土が入っていない粘土なのです。

 一方で、一見粘土と全く関係がないように見える身の周りのものに粘土が入っていたりします。
 この小冊子では、 太古の昔からの粘土と人のかかわり、こんなところにも粘土!の驚(おどろき)の世界、そして、粘土の未来、知られざる粘土の世界をご紹介します。

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日本ってどんな国シリーズ- 9

 皆さんは、「ジオパーク」をご存じでしょうか。 この小冊子は、日本のジオパークを紹介する入門書(ガイドブック)として書きました。 ジオパークについてもう少し詳しいことが知りたいと思った方は、6頁と8頁に紹介したウェブサイトや書籍を是非ご覧ください。 この小冊子がきっかけとなって、皆さんが「ジオ」に興味を持っていただけたら幸いです。

-中略-
 ジオパークとは、地球・大地・地形・地質などを表す「ジオ」と公園の「パーク」を組み合わせた用語で、科学的に貴重な地形や地質を主な見どころとして、大地に親しみ、大地や地球の成り立ちを学ぶ自然の公園、すなわち「大地の公園」「地球の公園」という意味です。

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日本ってどんな国シリーズ- 8

 石材とは、私たちの生活に利用されている加工した岩石のことです。私たちの住んでいる街の中には、様々な種類の石材が、いろいろな所で利用されています。ビルや駅、お寺や神社、公園や墓地、お城や住宅などで、また、身の回りの実用品や美術工芸品にも見つけることができます。

 今回は、このような風景の中や生活の中に溶けこんで、普段なにげなく見過ごしている石材にスポットを当ててみました。

 この小冊子がきっかけとなって、多くの皆みなさんが、自分たちが住んでいる地域の地質や日本列島の成り立ちに興味をもっていただければ、嬉うれしく思います。

それでは、身近で美しい石材の世界へ、ご案内します。

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日本ってどんな国シリーズ- 7

 「富士山」という言葉は、日本人にとって特別な響きを持っています。 標高3776m、山梨県と静岡県にまたがる日本最高峰の火山です。 その優美な姿は、日本の象徴として国内外に知られ、数多くの芸術作品の題材となり、日本の文化にも大きな影響を与あたえてきました。
 そんな富士山のことを、私たちはどれだけ知っているのでしょうか。
 この小冊子を通じて、一緒に学んでいきましょう。

●富士山は文化遺産
 2013年6月22日、富士山はユネスコの世界文化遺産委員会において〝富士山-信仰の対象と芸術の源泉〟という名称で、世界文化遺産に登録されました。 名山としての景観に加え、古くから信仰の対象として、また数々の芸術の源泉として、世界にその価値が認められました。 文化遺産として認められたのは、その山体だけでなく、周辺にある神社や登山道、洞穴、湖沼 など計25か所です。 三保の松原から眺めた富士山は、松林と調和して 素晴らしい光景を生み出しています。

 資料はPDF(5.3MByte)

  小冊子の英訳版を2024年6月に作成しました。
  英訳版はこちら⇒How much do we know about such Mt. Fuji?

 富士山火山防災マップへのリンク: 内閣府 富士山火山防災協議会

日本ってどんな国シリーズ (その1からその6までの合本)

 日本ってどんな国シリーズ6テーマ合本 + 日本の地形と地質についての解説

 目次
  1.日本ってどんな国
  2.プレート・テクトニクス
  3.欧米の地形・地質
  4.日本の地形・地質
  5.日本の気候

 資料はPDF(7.6MByte)

日本ってどんな国シリーズ- 6

 東日本大震災では、千葉県浦安市など東京湾沿岸部を中心に液状化の被害が問題になりました。住宅の被害は関東地方だけで一万七千棟にのぼるといわれ、史上最大級の液状化被害が発生したといえます。このような液状化現象は、どうして起こるのでしょうか。

 この小冊子では、液状化現象が起こりやすい場所やその仕組み、地盤の液状化によって生じる被害、対策方法と我々ジオ・ドクターの役割などについてご紹介します。

 資料(改訂版)はPDF(4.8MByte)

日本ってどんな国シリーズ- 5

 巨大な地震と、それに続く大津波。 現代人の予想をはるかに超えた、歴史上にもまれな大然の力に、た だ呆然とするばかりでした。 しかし、私たちは、ただ立ち止まっていわけには行きません。 残された者の役割は、今回の津波を教訓として、未来に向けてどう生かすかにあります。

 この小冊子では、津波の歴史や発生のメカニズム、今回の津波被害の実態を知ると共に、津波にどう立ち向かうかを考えるきっかけになればと考えています。  また、私たち地質コンサルタントが、ジオドクターとしてどう津波と取り組んでいるかをご紹介します。

 資料(改訂版)はPDF(7.2MByte)

日本ってどんな国シリーズ- 4

 みなさんは、自然災害というと地震や火山噴火、がけ崩れや洪水などを思い起こすのではないでしょうか。

 近年、人口の増加とともに国土のあらゆる所に人が住むようになり、自然災害が数多く発生しています。また、自然災害と人工的な要因が重なり合って、被害が大きくなることもあります。人類の繁栄とともに、自然災害は複雑化・巨大化しています。
 自然災害には、大きく分けて地震や火山噴火による災害と、豪雨を引き金とするがけ崩れや洪水などの災害があります。地震や火山噴火による災害と防災については、本シリーズ(日本ってどんな国)の「地震と地盤(じばん)から考えてみよう」と「火山大国 その脅威(きょうい)と恵み」でお話しました。

 この小冊子では、豪雨が引き起こす土砂災害・道路災害・河川災害について解説し、私たち地質コンサルタントが、ジオドクターとしてこれらの災害を未然に防ぐために、どのように取り組んでいるのかをご紹介します。

 資料(改訂版)はPDF(5.6MByte)

日本ってどんな国シリーズ- 3

 皆さんは「火山」というと何を思い浮かべるでしょうか?

 地球内部で生まれたマグマが上昇し、溶岩や火山灰などが地球表面に噴ふき出してできた地形を火山といいます。火山の活動は、地震とともに私たちに地球が生きていることを感じさせてくれます。国立公園のおよそ3分の2に火山が見られ、日本の美しい風景に火山は欠くことができません。
 ところで、皆さんは「火山」というと何を思い浮かべるでしょうか。
 多くの人が「噴火」や「温泉」を思い浮かべるのではないでしょうか。このように、火山には噴火による災害の脅威もあるし、その一方で温泉などの恵みも我々に与えてくれます。

 この小冊子では、まず初めに火山についての一般的なことがらを解説し、次に火山の「脅威」と「恵み」についてお話しします。
 そして、最後に私たち地質コンサルタントが、地球のお医者さん=ジオドクターとして、どのように火山と関わり合っているかをご紹介します。

 資料(改訂版)はPDF(5.5MByte)

日本ってどんな国シリーズ- 2

 どんな生物でも、水がなければ生きていけません。

 人体の約60%は水分ですし、植物は約90%が水で占められています。このように命を支えるために重要な水と、私たちは、どう向き合ってゆけばよいのでしょうか?
水は雨として降りそそぎ、地下水や川となって海に帰ります。

 人間は、昔から地下水を利用して生活してきました。水と共にあるくらしの中で、地下水との付き合い方を考えてゆきましょう。
 1.地下水って何処から来るの?【巡る地下水】
 2.地下水の量ってどれくらいあるの?【大切な地下水】
 3.地下水の利用
 4.地下水問題を考える
 5.地下水はどうやって調べるの?
 付・地下水の流れをみてみよう!

 資料(改訂版)はPDF(4.2MByte)

日本ってどんな国シリーズ- 1

 皆さんは最近地震が多いと感じていませんか?
 「なぜこんなに地震が多いのか」、「自分が生活しているところは大丈夫か」と不安を感じていませんか?

 この小冊子は、私たちが暮らす日本の地盤を知ることの大切さを、一人でも多くの方に理解していただくために、日本全国の地盤をいつも調査している仲間で作ったものです。
 私たちは、道路や橋や堤防などが建設される地盤の特徴を調べ、これらの施設を安心して使用するための提案をしています。
 これから複雑な日本の地盤の特徴を皆さんに紹介し、私たちの活動の一端をご覧いただきます。
 1.世界の地震の20%が日本で発生
 2.日本の地質はモザイク模様?
 3.地盤にもある「体質」や「癖」
 4.国によって違う構造物―地震の多い国土に適した構造物―
 5.地質コンサルタントは地球のお医者さん

 資料(改訂版)はPDF(4.4MByte)  MS-PowerPoint版(旧版)もあります(2.7MByte)

日本列島の地形と地質環境
 

 ☆ 脆弱な日本列島
   ・プレートテクノトニクス からみた日本列島
   ・日本の地形の特徴と 狭い国土の利用
   ・山地では
   ・平野では

 ☆ 災害立国日本
   ・地震による災害
   ・火山による災害
   ・斜面災害
   ・地すべり
   ・その他の災害
   ・地下水に関する問題

 ☆ 日本列島と欧米の地質
   ・日本と欧米の地質
   ・海底トンネルの比較
   ・日本とヨーロッパの岩盤状況